今回は海技士試験の勉強には,最初に必ずやるべきことがあります。
勉強を始める前にやるべきこと
海技士試験の勉強で最初にやるべきことは
出題される問題を予測することです。
大事なことなのでもう一度言います。
海技士試験の勉強で最初にやるべきことは出題される問題を予測することです!!!
理由と出題予測の方法を紹介していきます。
1.最新版の海文堂の徹底攻略問題集を購入する
必ず最新版の海文堂の徹底攻略問題集を購入してください。
なぜなら海文堂の徹底攻略問題集には,問題毎に過去に出題された年月が記載されているからです。
出題を予測するには情報が新しい方が良いですから,必ず最新版を購入してください。
2.直近の過去問を入手する
次に直近の過去問を入手してください。
直近に出題された問題は次の試験には出題されません。
超稀に出ることもありますが,そのような問題は常識的な内容がほとんどですので,
対策をしなくても解答することができます。
3.問題の切り方
さあ問題を切りましょう。
問題を切ることで,勉強の負担を半分以下に減らすことができます。
まず直近の過去問で出題された問題は潔く切ってください。
まず出題されません。
上述しましたが,超稀に出ることもあります。
しかし,そのような問題は常識的な内容がほとんどですので,対策をしなくても解答することができます。
次に,海文堂の徹底攻略問題集を使います。
内容を見てみると,過去の出題年月がわかりますが,問題によって出題頻度が異なることが分かります。
出題頻度を見て,特に注意するべき問題は以下のような問題です。
1年前後の間隔で出題されていたが,ここ数年出題されていない問題
出題年月を見ていると過去には頻繁に出題されていたのに,ここ数年で出題されていない問題があると思います。
このタイプの問題はいまにも出題されそうなので,絶対に内容をよく理解し,問題と解答を暗記しておいてください。
1年前後の周期で出題されている問題
音楽やファッションと同じように,海技士試験の問題にも流行り廃りがあります笑
1年前後の間隔で調子よく出題されている問題があると思いますが,このタイプの問題も内容をよく理解して,問題と解答を暗記してください。
2〜4年前後の周期で出題されており,次回あたり出そうな問題
2〜4年の周期で出題されており,タイミング的に次回あたり出るんじゃないかという問題です。
流行りではないが内容的に重要な項目が多いのでよく理解して,問題と解答を暗記しておきましょう。
以上の3つのタイプの問題は絶対に解答できるようにしておかなければならない問題です。
次に,出題の可能性は下がりますが対策が必要なタイプの問題を紹介します。
5年以上の間隔で出題されている問題
不意をつくように,意外と出題されます笑
過去問を見ていないと解けないような問題が結構多いですので,
内容をよく理解して,問題と解答を暗記しておきましょう。
過去に一度しか出題されていないが,まだ5年も経っていない
新傾向の問題で,まだ定着するには至っていないというタイプの問題です。
出題の可能性は高くも低くもないです。とても微妙です。
ただ,新傾向の問題というのは類似の問題を理解しておけば対応できることが多いです。
絶対に出そうな問題に類問があるなら,内容を理解しておく程度で十分です。
過去に一度しか出題されておらず,10年以上経過している
この手の問題は「出題してみたが,難しすぎ(あるいは簡単すぎ)て,問題として不適切だった」ということが背景にある可能性が高いです。
よって,このような問題はまず出題されることはないです。
しかし,このような問題をわざわざ収録したということは,
「海技士育成の基礎となる重要な問題」という海文堂の考えも反映されていますから,
内容を読んで理解しておくくらいはしておきましょう。
前々回の試験に出題された問題
直近の過去問は出題されないと上述しましたが,
前々回の過去問もほとんど出題されません。潔く切りましょう。
4.まとめ
出題頻度ごとに◎,○,△,×で分類すると下記の通りになります。
◎は内容を理解して,問題と解答を完璧に暗記してください。
○は内容を理解して,問題と解答をなんとなく答えられるようにしておきましょう。
△は内容を理解しておくだけで結構です。解答の暗記は余力があればやりましょう。
×は潔く切ってください。一応,前日くらいに読んでおいてください。
◎:1年前後の間隔で出題されていたが,ここ数年出題されていない問題
○:1年前後の周期で出題されている問題
◎:2〜4年前後の周期で出題されており,次回あたり出そうな問題
○:5年以上の間隔で出題されている問題
△:過去に一度しか出題されていないが,まだ5年も経っていない
△:過去に一度しか出題されておらず,10年以上経過している
×:前回の試験で出題された問題
×:前々回の試験で出題された問題
この方法で出題を予測することで,
勉強の負担を半分以下に減らすことができます。
私はこの方法でわずか2週間の勉強で一級海技士,二級海技士の筆記試験に合格しました。
皆様のご健闘をお祈りします。